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マイ・ベスト・フレンド

連日映画や本のただの感想を書いていますが、平気でネタバレしています。その映画の重要だと思う部分に触れることはないです。ただ、思ったことを書いているだけなので、『それ、知りたくなかったよ』なんてことをペロッと書いてしまっていることは了承ください。


という訳で、この映画はガンを患う女性と子どもを身ごもる女性の友情を描いたイギリス映画です。
きっと世の女性たちの理想の親友物語でしょうね。
英題である「miss you already」の方が情緒があって素敵な感じはします。でもターゲットを女性のティーンや働く世代に絞るなら日本題の「マイ・ベスト・フレンド」で十分映画館に座らせる引力はあるのかなという穿った見方をしてしまいますが。

これは本当によくある、病気を患ってどちらかが死んでしまう系の映画なんですよ。
なので特筆するようなことって全然ないんです。

ただ、嵐ヶ丘やディケンズなどのイギリス文学の描写が出てくるのでイギリス好きにはたまらん映画ではないかと密かにほくそえんではいます。


ガンとは案外身近な病気であるのに、知らないことだらけでおののいてしまう病気ですよね。それを実感できるのはこの映画のよいところな感じはします。

きっと病気の無関心さは世界共通で、気にしてる人は気にしているし舐めている人は急に頭を打つようなものですし。まさか私が!?なんて言われても客観的にみたら、そういう人もいるだろうよと鼻で笑えてしまえる。しかし、自分にふりかかってくると理不尽だと騒ぎたくなるもので。あの女性の身勝手さは分からなくもない悲劇なんですよね。

一番テーマを感じたのは、ガンを患った女性を看取ったのは愛する夫ではなく大親友というシーン。そこは、夫含めて3人のシーンとしなかったことがやるな!と感じたりしましたね。
すぐに夫が駆けつけましたが、リアルさとかそういうことではなくてテーマを女性の友情としているのならばやるとこまでやってくれ!というのをちゃんとやってくれた感じです。



ただ、この映画で気に入らなかったところが2つだけあります。最後の方のシーンで元バンドマンの夫が着ていたTシャツに訳の分からない漢字がデザインされていたこと。
イギリスでは『極度乾燥しなさい(Super Dry)』みたいな日本語が書かれたデザインのTシャツが人気のあるようです。が、日本人としてみるとなかなか覚めてしまうものですね。感動シーンやシリアスなシーンで着てなくて本当によかったです。

そしてもう一つがエンドロールの曲。
なぜか日本人が日本語で歌ってるんですよね。完全に狙ってきてる感があって本当に気持ち悪い。
エンドロール含めて映画という作品であるのになぜそこでイギリス映画の良さを消しにかかったのか宣伝部のセンスが問われる部分ですね。

けれどそれ以外は本当に女性ならば共感しますし泣きます。多分。